京都SFフェスティバルに行こう


追記1:合宿参加レポについて書き足しました。

追記2:毎年参加されてる方のレポ(写真多数)リンクしておきます。以下は2017のレポです。
http://www.asahi-net.or.jp/~li7m-oon/thatta01/that354/kyofesu.htm


例年参加してる京都SFフェスティバル(以下、京フェス)のチュートリアル+参加レポートを書いてみます。
参加のチュートリアルめいたものがwebになかったので、雰囲気を知りたい人向けに全般的な話を書いてみます。
参加レポは2017年10月ので書いてみたので、今まで参加したことないけど参加を迷ってる方の参考になれば幸いです。

まず、京フェスとは何かという概要(場所、日程など)については公式ページをご覧ください。
http://kyofes.kusfa.jp/cgi-bin/Kyo_fes/wiki.cgi

ざっくりいうと、講演形式で昼に行われる「本会」と、付近の旅館で分科会形式で行われる「合宿」とで構成される、SFファンイベントです。
内容は基本的には最近熱いトピック(最近翻訳された、シリーズ完結、追悼など)が多いです。あと一口にSFといっても、小説、映画、アニメ、実際の科学技術、幻想文学、ミステリ、俳句、朗読など、企画によって内容は様々です。
全てに造詣が深くなくても、興味があるコマだけさらっと見に行っても楽しいイベントですので是非お気軽に。

◆事前予約&準備
京フェスは当日ふらっと行くこともできますが、予約すると参加費がお安くなります。
行きたい企画があれば予約してしまうことをおすすめします。
参加申し込み方法は公式ページの「参加申し込み」の項を参照してください。
最近申し込みフォームがGoogleのフォームになってずいぶんやりやすくなりました。

また「準備」と仰々しく書きましたが、事前に企画に関する作品に目を通してから行くとより楽しめるかと思います。未見で行って、色んな話を聞いて興味が湧いて読む、みたいなのもいいのですけど、せっかくなので。私は何回か京フェス行ってるのですけど、「今まで気にしながらも読んでなかったけど、企画になったし読んでみるか」と思って手に取った作品もあれこれあります。

◆本会
当日になったら見たい企画に間に合うように会場に向かいます。秋の京都は道が混むので、市バスより京阪の神宮丸太町へ行く方が時間の計算がずれにくいです。ただ、当日京都をあちこち回りたいなら市バスフリーパスが便利です。

本会の様子は「京フェス」で画像検索したらざくざく出てくるのでそちらをどうぞ。会議室みたいなとこで、座ってる人の前に名前の紙がぺろっと貼ってあるやつはだいたい京フェスです。なお、顔出しNGのゲストもいらっしゃるので、そういう人の写真はないかもです。

受付を済ますとその年の京フェスの案内書きがもらえます。企画の説明、合宿(後述)の館内図などもあるので終わるまで大事に持っておきましょう。

◆お昼休み
本会の企画と企画の間にはお昼休みがあります。
近くにはランチを食べるとこがあんまりないので、付近の食事処は参加者でいっぱいになりがちです。河原町(京都の繁華街)まで行ってると時間が厳しいので、昼休み明けの企画も気になる方はお近くのお店に目をつけておかれると良いかと思います。

天気がよければ近くの鴨川のベンチか川べりでサンドイッチでも食べるのが楽しいです。付近にセブンイレブンはありますが、京都駅の志津屋進々堂でパンを買ってくると幸せになります。
いわゆる鴨川等間隔はもっと南の繁華街に近いエリアで見られる現象なので大丈夫です。神宮丸太町あたりだと学生や観光客がソロで座ってのんびりしてる印象の方が強いです。

◆本会と合宿の間
本会終了と合宿開始まではけっこう間があります。ここで早めの夕飯をとっておかれると合宿をゆっくり過ごせます。こっちはそこそこ時間があるので、少し遠くに足を伸ばしてもいいかもです。
平安神宮のへんをゆったりお散歩するのもおすすめです。

◆合宿
これは参加してみないと一番イメージつきづらいやつかと思います。
まず例年の会場である旅館の公式ページをリンクしときます。
http://www.jade.dti.ne.jp/~sawayain/sp/index.html


京都SFフェスティバル 合宿」で画像検索したら出てくる、和室の大広間に人がぎゅうぎゅうになってる写真が出てきたら、それはおそらく京フェス合宿のオープニングです。(企画はもう少し小さい部屋で行われます。)
合宿オープニングは、合宿の諸注意と共に各合宿企画の説明が行われます。各企画の担当者から説明されることが多いので、京フェス案内に書いてあることより詳細な説明がある場合が多いです。

なお、合宿では食事の提供はありません。例年、企画部屋にある程度飲み物は置かれてますが、自分用の飲み物やおやつが欲しい人、おみやげある人は持ち込むとよいかと思います。お土産持ち寄って大広間でワイワイやってる人もいるし。飲み物くらいなら館内ロビーに自販機あります。

合宿の夜が明けたら朝にクロージングがあります。この時までに身支度を済ませ、荷物をまとめ、部屋を出られるようにしましょう。
クロージングでは合宿企画の簡単な報告?や、諸注意、忘れ物の呼びかけがあります。

その後は解散です。モーニングは河原町方面まで出た方が色々あります。私は三条の志津屋のイートインメニューを心から愛しています。割合空いてておすすめ。

◇合宿ではどこで何をしたらいいの?
・見たい企画を見に行く
昼間の本会は実行委員会が企画してますが、合宿の方は色んな人が企画を持ち込んで分科会形式でやるのでより広いジャンルの企画を見ることができます。
また、和室にベタ座りでやるので、本会よりも企画担当者や参加者同士の距離が近く、ワイワイしたり思わぬ話が聞けたりが楽しいのも合宿の醍醐味です。
年によっては昼間の企画の延長戦が行われることもあるので、是非チェックしてみてください。

・大広間で本を売ってる人とお話する
同人誌を売ってたり、出版社の編集さんが本を売ってたりします。買い物がてら話を聞きにいくのもよいでしょう。

・若者同士で知り合いたい
合宿では例年1コマ目に「若者部屋」という企画が行われます。これは25歳以下とか年齢制限を設けて、大学SF研の人や、ふらっとソロ参加した若者とかがワイワイするのに使われてます。ここで交流するもよし、一緒に企画を見る連れ合いを見つけるもよしです。
ただ、この部屋に入れない年齢だと交流メインの時間空間はないので、前述の大広間で誰かに話しかけてみるか、各企画で気の合いそうな人を探すかがよいかとかと思います。あらかじめ知り合いとお誘い合わせで参加するのもアリでしょう。パジャマパーティ。

◇合宿のお風呂
合宿会場は旅館なので浴場があります。(さわやの公式ページにも写真があります。http://www.jade.dti.ne.jp/~sawayain/sp/facilities.html
タオルは150円か200円かくらいでフロントで借りられます。ボディソープ等はあったような気がしますが、私は例年持ち込んだやつを使ってるのであるか忘れました。
なお、部屋のシャワーは使えず大きいお風呂のみなので、人とお風呂入るの苦手な方はご注意ください。
入浴のタイミングはオープニング終わった後とか、見たい企画がない時間帯等がよさげです。あと、実は朝も入れるので、クロージング前に洗顔がてら入ると夜更かしした体にしみます。

◇合宿の寝部屋
オールナイトで企画やる人、麻雀やる人、大広間で話す人などいますが、部屋で寝ることもできます。寝る場所については予約できないので、先んじて確保しておく方が吉です。特に参加者の男女比が男性に大きく偏ってるので、男性の方が確保しにくい可能性があります。
寝部屋として設定されてる部屋があるので、そこのお布団を確保するか、全ての企画が終わった部屋の押入れからお布団を引っ張り出して寝ます。なお、貴重品は確かフロントで預かってもらえなかったと思うので、持ち歩くようにしましょう。
合宿では小さな鞄があると、飲み物や筆記用具、貴重品を持って歩くのに重宝します。

◇合宿の補給
近所にコンビニがあるので、企画の合間などには外に出て飲み物やおやつなどの補給ができます。
ただ、防犯上外に出られる刻限が設定されてるのでご注意ください。詳細はオープニングで説明あると思います。


☆以下は参考に、2017年のレポートです。
(昨年の企画等はこちらを参考にどうぞ→http://kyofes.kusfa.jp/2017/index.html
2017年の本会企画は以下の通りでした。
1.本当は怖いジーン・ウルフ
2.あたらしいアニメの作り方――3DCGと制作、市場
3.スタニスワフ・レムを読みなおす
4."Project Itoh"を振り返る

企画の感想は検索すればちゃんとした人のちゃんとしたやつがいっぱい出てくるのでそっちで読んだ方がよく分かるかと思います。
そこまでバリバリのSFファンでない人がふわっと見に行ったらこんな感じの感想です。

1.については、開始に間に合わず途中からの参加でした。このコマは『書架の探偵』翻訳を記念して企画されたものみたいです。翻訳の方が集まってわいわい翻訳裏話されてました。原文で読むと校正レベルの矛盾かと思われるようなとこや前後の繋がりが分からなくなるとこもあるけどそのまま翻訳する、みたいな話が面白かったです。

2コマ目はあまり知らない分野だったんですが、CGアニメの分類みたいなとこから丁寧に話してくださったので分かりやすかったです。技術革新や金字塔的な作品の登場も大事だけど、労基の問題でCGアニメが増えそう(分業できる、職人の残業にならないから)みたいな話が リアルSFって感じでよかったです。

3コマ目は語り口がとてもよかった。レムコレは読まずに行ったんですが、レムの人となりの話とか社会主義的リアリズムの話とか色々面白い。

4コマ目は何というかいつものやつでした。大森さんの「計劃以後は終わっても計劃は終わらなくてもいいんじゃない?」みたいな言葉に塩澤さんが一理あるみたいになっていて、悪徳のはびこること……と思いました。

2017年の合宿企画については、私はあまりガッツリとは回らず、知人と話したりノンビリお風呂に浸かったりして夜を過ごしてました。
そんな中で行ったのは以下の二つです。
・SF句会
・木下古栗朗読会

SF句会についてはKUSFAブログに詳細が載ってますのでそちらをどうぞ。
http://blog.kusfa.jp/article/453659294.html
http://blog.kusfa.jp/article/453987332.html
この企画は投句するもよし、句評だけするもよし、見にくるだけでもよしと自由度の高い企画です。俳句の技術的な側面に関するコメントをする人もいますし、「あの作品を連想した」「こんなビジョンが浮かんだ」などワイワイやるのが楽しいです。

木下古栗朗読会は、何かこう……木下古栗好きな人が集まって好きなパートを思い思いに朗読する……パワーワードホーリーなバイブスに満ちた何かです……。
木下古栗を読めば雰囲気は想像つくかと思います。web連載のならサクッと読めると思いますので是非読んでみてください(ダイレクトマーケティング)。


ここまでふわーっと書いてみましたが思った以上に散らかったエントリになってしまいました。
私の頭の中がふわっとしてるのもありますが、京フェスがそれだけ懐の広い豊かなフェスティバルだっていうことで、その、何でしょう、行こう京フェス